(2020.3.30) 2019年度のふり返り①

 2019年度のふり返りを2回に分けてまとめる。前半は主に学内に関するものである。

■教育面
・講義等
 例年の多くの科目を担当しているが、それらに加えて、新カリキュラム3年目に配当されていた「総合的な学習の時間指導法」を新規に担当した。0ベースで考える科目だったので、なかなか負担が大きかった。しかし、姫路の三浦先生にゲストティーチャーを務めて頂く等、学生にとっても学びの大きい授業となった。
 また、特別活動指導論の集中講義を担当した。昨年度は少数だったが、今年度は2年生がほぼ全員+αと140人規模の授業であった。来年度担当者に授業を見てもらうためにもかなり綿密に授業を組み立てて臨んだ。

 非常勤については、島根県立大学松江キャンパスで教育の方法及び技術の科目を新たに担当することになった(前半後半)。浜田キャンパスの教職科目を閉じることによるものだったが、今年度と来年度は浜田キャンパスの授業も開講される形になっている。
 また、大阪市立大学「教育メディア論」ではプログラミングの活動を取り入れる等、様々な改訂を行った。

・学生指導
 卒論指導を担当したゼミ生5人とも、紆余曲折があったものの、最終的には充実した内容に卒論をまとめることができた。今年度は、日本教育工学会研究会が春季大会に移行したため、最終発表を研究の場で行うことができなかった。1人については論文にまとめて投稿する予定である。
 前期に3年ゼミ生全員と4年ゼミ生1人でキャリア教育に関するプログラム開発のプロジェクトに取り組んだ。最終発表として、キタイ設計本社にて役員の皆様の前でプレゼンを行うことができた。このような機会を与えて頂いたキタイ設計の平櫛さんには本当に感謝している。
 2月には、3年ゼミ生2人と4年ゼミ生2人でゼミ研修として、関西大学初等部の公開研究会に参加した。日帰りのハードスケジュールとなったが、ゼミ生たちにとって非常に得るものが大きかっただろう。11月には、3年ゼミ生2人と広島市立藤の木小学校の公開研究会にも参加した。
 今期のゼミ活では、真9期生として、新たに3人のゼミ生を迎えることとなった。初めて3人体制でのゼミをスタートするが、プロジェクト等には積極的に取り組んでもらおうと思っている。

・海外研修
 8月末~9月中旬に行われたヴァージニア・コモンウェルス大学での海外研修を後半3分の1を担当した(前半後半)。初めてのプログラムで見通しが立たない段階で参加したが、スタートすると様々な形で学生のサポートを行うことができた。参観した大学の授業、現地の学校等での学びについて学生たちとディスカッションできた機会は私にとっても楽しい時間であった。
 コロナウイルスに関する状況で来年度はどうなるか不透明であるが、もし実現するならば、プロジェクトを通してこういう内容が組み込めればと現地コーディネーターと最終日にディスカッションしたことが設定できるように協力していきたい。

■学内業務
 今年度は、例年以上にワーキンググループ等で貢献できたと自負したい。学内に関するものは次の通りである(公表できるものに限る)。いずれも代表者ではなかったが、全体をリードする役割を担ってきた。

・教育実習検討ワーキンググループ
・幼稚園免許プログラムワーキンググループ
・社会教育士(地域教育コーディネーター)プログラムワーキンググループ

 また、附属学校主事は、3期目1年目(通算5年)を迎えた。附属学校は、4月から附属義務教育学校として新たなスタートを切った。それに合わせて、学校設定科目である「未来創造科」に関する会議が年間を通じて開催された。そこでは、目標設定、学習内容のサブカテゴリーリスト等、情報提供に多大な貢献を果たしてきた。
 2020年1月から前期課程南校舎の改修に関するワーキンググループ、3月に入ってからタブレット端末整備に関する情報化に関する会議等、これまで教育工学分野で携わってきた知見を活かす場面も新たに登場してきている。
 来年度が最終の任期となるが、最大限貢献できるよう全力を尽くしたい。

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