(2020.08.26-27) 大阪市立大学「教育メディア論」集中講義後半

 大阪市立大学「教育メディア論」集中講義、後半の記録である(8/26 4コマ、8/27 3コマ)。

第8回 メディア・リテラシーの視点を踏まえた作品発表会
 いずれも見どころのある記事になっていたが、記事を書くという表現方法についてハードルが高かったようで時間がかなりかかったようだ。
 (例年、グループで取り組んでいた映像制作よりかは負担が軽いと思ったが…)

第9回 ゲームと教育
 ここでのゲームは、コンピュータゲームが主題である。ゲームをすることで生み出される学習可能性を確認した上で、『デジタル社会の学びのかたち』で紹介されているいつかのゲームを紹介した。さらに教育版Minecraft、Civilization等の動きを紹介した。
 Minecraftのイメージを持ってもらうため、短時間自分のMinecraftを操作してみた。キーボード操作だったので最低限のところまで。後で見てみると、Minecraftの操作パートは画面共有をオフし忘れており、小さな表示に留まってしまっていた。
 個別課題は、EdutopiaにあるMinecraftの実践例とMacGonigalのTEDのプレゼンを視聴してもらってゲームの可能性を考察してもらった。

第10回 プログラミング教育
 まず、2017年小学校学習指導要領改訂で盛り込まれた内容と文部科学省の解説動画でポイントを掴んでもらった。それを踏まえた上で、プログラミング塾等が広がる中でプログラミングが消費者的位置づけにされるべきではないということを確認するために、Linda LiukasのTEDのプレゼンからその可能性を学んでもらった。

第11回 ・第12回 プログラミングの実践+プログラミング成果発表会
 アプローチのしやすさからScratchに取り組んでもらっている。創造性と試行錯誤をテーマに設定しているがどのようなものが見られるだろうか。なお、未経験者向けには「Why!?プログラミング」を見て、Remixからアプローチさせている。
 ScratchのプログラミングをEdmodo上で共有し、それぞれの工夫点を学び合った(公開リンクをアップロード)。

第13回 インターネット社会における教育のあり方
 インターネットがもたらした劇的な変化としてMOOCsとホームスクーリングを取り上げた。MOOCsとプラットフォームを解説した後で、Anant AgarwalのTEDのプレゼンを視聴し、MOOCsの意義を考察してもらった。
 ホームスクーリングについては、オルタナティブ教育としての位置づけ、具体的な活動内容をまず押さえた。そして、米国における通学とホームスクーリングとの対比に関する動画を視聴してホームスクーリングの意義について考察してもらった。

第14回 21世紀型スキル
 21世紀型スキルについて紹介し、日本の狭い捉え方を考えてもらった。最後の課題は、21世紀型スキルに関わる、シンガポールと米国の高等学校の事例を視聴してもらい、取り組み、協働のあり方、教師が語る理念等から批判的に検討してもらった。
 第14回でブレイクアウトルームでのディスカッションを実施したが、もう少しディスカッションを増やしても良かったと思った。同期型でない学生のために個別課題で取り組む比重をかなり上げる形にしたことによるものである。

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