(2024.03.16) 島根県立大学松江キャンパス集中講義

 島根県立大学松江キャンパスで「教育方法論(幼・小)」の集中講義5コマを3/16の一日で担当した。できれば2日に分けたいところであったが、スケジュール上この日しか取れなかったため一日開催となった。講義内容は以下の通りである。

第1回:授業の設計と計画
 カリキュラム開発や指導計画の基盤となるタイラー原理について詳細に説明した。
 そして、インストラクショナル・デザイン(ID)に関する目標設定を押さえた。

第2回:課題分析の意義と方法、教育評価
 3つの課題分析を紹介し、手順分析については実際にワークで取り組んだ。
 また、教育評価については5W1Hの視点について確認した上で、評価方法の多様性について確認した。

第3回:学習指導の方法・技術
 本時については、ハウツー的な指導ではなく、まず興味の段階性と環境の重要性、動機づけを規定する内的・外的要素について取り上げた。
 そして、ARCSモデルを紹介した上で、それぞれの下位に含まれる内容から重要となることを見つけてもらうワークに取り組んだ。

第4回:情報活用能力の育成とICT活用
 GIGAスクール構想にいたる情報教育・ICT活用の推進を概説した上で、GIGAスクール構想で求められる方向性について確認した。また、教育の情報化に関するデータから、学校現場が劇的に変わりつつあることの共通理解を図った。現在求められる情報活用能力について押さえた上で、1人1台端末での実践例からポイント等を考察してもらった。

第5回:諸外国におけるICT活用のあり方
 まず、米国におけるICT活用の実践例としてプロジェクトの活動において必要な状況の中でICTを用いる事例を紹介した。

Thinkering Studio: Supporting Self-Directed Learning

 その後、「倉敷宣言」「富山・金沢宣言」で目指されたICT活用のあり方、デジタル・シティズンシップについて共通理解を図った。前提となるシチズンシップを踏まえた上で、デジタル・シチズンシップの定義や構成要素を確認した。
 その上で、日本の情報モラル教材とデジタル・シチズンシップの教材を視聴してもらい、求められる「シティズンシップ」のあり方や教材の構成について対比的に考察してもらった


6年 10代の声・ネット上での自分自身の表現

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