(2019.7.2) ISATT2019初日

 6/30の夜に出雲空港を出発し、伊丹空港に到着した。通常ならばバスで関西空港に向かえるが、G20サミットの影響でモノレール、阪急、地下鉄、南海と乗り継ぐルートで向かわなければならなかった。
 ヘルシンキからウィーンに飛び、そこからシビウに到着した。約1日の長旅となった。

 ISATT2019初日は、9時からの開会行事からスタートした。その後、シンポジウムに出席したが、数ヶ国での教員志望学生の自己効力感に関する調査結果を報告する会であった。

 12時からは、Cheryl CraigによるKeynote Speech”Best-loved Self, Choice and Action”にを聞くことができた。Schwab、Connelly and Clandininのカリキュラム論を踏まえながら、現在のリサーチネットワークにつなげていくという開会に相応しい内容だった。

 その後、ランチだったが、午後からの発表のことで全く食べる気にならず、軽く食べて早々に会場に戻った。ところが、部屋が施錠されており、座って作業する場所もなかったので、図書館の方にお願いして作業場所を確保させて頂いた。

 14時半からのセッション直前に部屋が開いて無事にセッションはスタートした。発表3件目で以下の内容を報告した。

Toshtiaka Fukami and Makoto Hirose “Building Resilience of Japanese Preservice Teachers based on BRiTE”

 科研のプロジェクトとして取り組んできた教員志望学生向けのプログラムの概要とその成果についてまとめたものだった。レジリエンスのレビューに加えて、国際的な文脈でそれが着目される背景として離職率等の問題を触れつつ、日本の現状についても簡単に報告した。質疑ではたくさん質問が挙がったが、プログラムで取り組んだ具体的な内容と日本の文脈の話だった。
 ひとまず無事に発表を終えたので一安心であった。

 コーヒーブレイクでは、発表を聞いてくれた西田さん@アイスランド大学と色々ディスカッションできた。

 最後のセッションでは、大学教員のレジリエンスに関する話題、ルーマニアで取り組まれているウェル・ビーイングの研究、台湾における英語教育の話を聞くことができた。

 夜に学会誌出版記念の会があったが、行くべきかどうか迷っていた。思い切って参加したが、貴重な機会になった。Christopher Dayと話すこともでき、研究の報告とこれから取り組もうとしていることについて話させて頂いた。ちょっと頑張らねばならない。

 それからアイスランド大学チームの方々とディスカッション。セルフスタディを巡る日本の問題、国際的な文脈における授業研究の捉え方の問題等、色々議論させて頂いた。
その後、スターバックスまでお付き合いさせて頂いた。

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