2011年4月に島根大学教育学部に着任してから、2021年3月末で丸十年が過ぎることとなる。写真は、着任後に撮影したものだと思うが、当時の携帯で撮影したものなので画質はよくない。その年の夏に初めてスマートフォンを使い始めたのも懐かしい。
10年という節目になるので、数回にかけてこれまでの歩みをまとめていきたいと思う。初回は、教育面として授業とゼミについて取り上げたい。
学部で担当してきた授業について言えば、全国的な教職課程カリキュラムの変更、学部の改組、教職大学院の設置に伴い、大きな影響を受けてきた。
2011年度に担当していた授業は、以下の通りである。
(前期)
・教職ガイダンス(現 教職論)
・初等教育実践基礎II(現 初等教育実践基礎B)
・初等教育実践基礎IV(現 初等教育実践基礎D)
・教育課程論B(集中)
・授業実践研究
・人間と教育(分担・1回)
(後期)
・学校教育実践学原論(分担・5回)
・教育課程論A
※特別活動指導論(法文学部)(集中)
(大学院)
・教育実践・教育内容開発研究(分担・3回)
・学習開発・授業実践原論(分担・2回)
・学校学級マネジメント特論(分担・5回)
・授業マネジメント特論(分担・3回)
・カリキュラムマネジメント特論(分担・3回)
教育課程論については、着任当初より一貫しているが、初等・中等の2科目が設置された時期からそれらが統合される改訂があった。初年度担当していなかった教育の方法及び技術は、この改訂で担当することになり、こちらも初等・中等をそれぞれ担当していた。
大学院の授業については、分担する回数は指定されていたが、カリキュラム上の縛りが緩かったため、独自の内容を盛り込むことができた(着任当初は教育課程論で扱うような内容を多く取り入れていた)。現在は、教職大学院であるため、オムニバスの形態であっても、カリキュラムに位置付いたものとなっている。
現行の授業は、こちらの通りとなっている(2020年度授業)。一番増えたのは、非常勤の授業かもしれない。着任当初、島根県立大学浜田キャンパスの教育学のみだったが、当時学部に所属していた保育系の先生から専門学校の非常勤を依頼され、当初1科目だったものが、2科目となり、専門学校から短大に移行することで3科目となった(2022年度に減の予定)。同様に、鳥取短期大学から、保育系の科目を担当できる教員が必要となった話を私が引き受け、一時期教えていたこともある。学部内に担当できる教員がいなかったことから私に回ってきたという話が多いのである。
ゼミについては、専攻としては2年生の後期にゼミに分かれることになっており、2011年の後期に初めて3・4年の2年間を担当する学生を受け持った。
ただ、私が着任した時期に、東京に転出される先生がいらっしゃり、3名のゼミ生を私が引き受けることになった。そのため、ゼミ内では、この3名を1期生、2011年後期に配属された4名から真1期生と呼んでいる。
真1期生から、3年前期に輪読、夏に合宿、後期から卒論に向けての準備、採用試験・就活を挟んで、4年生後期から卒論に向けての本格実施という流れを確立してきた。さらに、卒業研究での研究成果を研究者コミュニティに発信するという目標を設定し、毎年3月に行われていた日本教育工学会研究会で1・2名に研究発表してもらった。ただ、必ずしも、日本教育工学会で発表する内容と則さないものもあったため、真3期生からは『島根大学教育臨床総合研究』で論文を公刊するという形もとってきた。
卒業研究と対外的な研究成果については、ゼミ指導のページで紹介している。
基本の活動に加えて、広島市立藤の木小学校やJAET全国大会等の公開研究会への参加、全校大会や研究会等のサポート等、これまでゼミ生と共に色々な活動を行ってきた。2018年からはプロジェクト活動も取り入れ、2018年度にはジェンダーの問題について、2019年度はキャリア教育の可能性についてゼミでのディスカッションと発信を行ってきた。
2020年度は、コロナの感染拡大対策により、前期の授業がすべてオンラインとなったこと等により、新しい活動に着手できなかったが、来年度以降はゼミでの新たな活動についても様々な検討していきたい。
