WERA(世界教育学会)の年次大会が日本時間水曜日の夕方からスタートした。昨年度、コロナ禍で中止となったが、今年度オンライン開催となった。国際学会なので時差があり、夕方から深夜が開催時間となっていること、授業や日常生活がどうしても優先されてしまうこと、オンラインだと集中力が欠けてしまうこと等、課題を感じる大会だった。
日本教師教育学会の”Rehinking Education”翻訳のコアメンバーでシンポジウム”Challenges of reaffirming humanistic approach in competency–based education in Japan: Proposed direction of dialog “を主催した。その準備にあたっては、Zoomでのミーティングをこれまで5回行ってきた(5/10, 6/21, 7/1, 7/4, 7/8)。
シンポジウムは、7/10の0時半のスタートだったが、その前のセッション聴講や発表準備のため、21時半頃から参加モードを整えていった。
シンポジウムの冒頭、Chairの百合田先生@教職員支援機構からセッション全体の趣旨を説明してもらった。続いて、森先生@京都女子大学から、WERA2019での議論を踏まえつつ、”Rethinking Education”の意義と国内外の問題について論点提起がなされた。
そして、香川先生@島根大学は、国内外における教師を対象とした質問項目のズレ、「アクティブ・ラーニング」の問題からセッションのテーマである”common ground”を指摘して頂いた(諸外国にあって日本に欠けているという点)。
それを踏まえて、金井先生@武蔵大学は、日本におけるダイバーシティとインクルージョンについての具体例を挙げながら問題を明らかにしていった。外国人児童・生徒の増加が進む中でも教育機会の保障が進まない実態、教員養成段階で社会正義やエイジェンシーが十分学習されていないデータを示して頂いた。
私は、DiscussantとしてPISAの結果は上位だが、その中心テーマである「市民」のキーワードが全く欠落していること、それは学習指導要領等でも同様であることをまず押さえた。そして、”Rethinking Education”翻訳がフレイレの「対話」「課題提起教育」の目指すところであり、ディスコース/カウンターディスコースの視点から問うべきことであることを提起した。
その後のディスカッションでは、数名からコメントがあり、それらを基に進めていった。なかなか思うように英語で表現できないことも多かったが、充実したディスカッションにはなったと思う。国際学会での継続的な議論に加えて、日本でもこのような議論を知ってもらう必要があることを実感した。
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