2014年度のふり返り

明日から来年度となるので、今年度について少し振り返ってみたい。

■研究面
いずれも分担であるが、著書として『授業設計マニュアルVer.2』、翻訳として『21世紀型スキル:学びと評価の新たなかたち』が刊行された(後者については昨年度の取り組み)。来年度に現在研究会で進めているレジリエンスに関するものが出版予定であり、その翻訳と格闘している。
学会発表については、4件(日本保育学会・日本教育工学会・日本教育方法学会・日本教育大学協会)で登壇した。ただ、今年度については現在投稿中のものがあるが、公刊されたものがない。来年度にはしっかり出していかねばならない。
科研関連では、自身の若手研究Bが最終年度を迎えた。プロジェクトとしては、3年ゼミ生4名と取り組み、間もなくワークブックが完成を迎える。来年度には新たなものを申請しているが、結果やいかに。
今年度他の科研分担の中で最もハードだったのが、木原先生科研のハンドブック作成であった。演習問題1パートと参考資料の執筆を担当した。来年度評価・最終版となるが非常に楽しみである。
最後に島根大学「若手教員に対する支援に「生徒の学習活動の向上に資するパフォーマンス評価に関する研究」が採択された。今年度も島根県立出雲高等学校、開星中学・高等学校に何度か訪問したが、来年度も共同研究を進める方向で動いている。

■教育面
(講義等)
授業としては、非常勤も含めると最も多い年度となった。臨時で急遽担当することとなった非常勤1コマ、後期には特別活動指導論の集中講義を2クラスにわけたため全15回を担当した。来年度には若干少なくなるが、まだまだ抱える授業も多いのでしっかり取り組みたい。
(学生指導)
今年度やはり一番大きかったのは、ベトナムからの研修生を1年間指導したことだ。長期休業以外毎週英語でのディスカッションを行っていた。非常に熱心で、毎週英語のレジュメをしっかり準備してくれた。JAET全国大会、藤の木小学校の公開研究会に共に参加し、学校訪問だけでなく観光もゼミ生と共に行けたことは大きな思い出となっている。卒論指導を担当したゼミ生は4名、それぞれ最後には1つの形にすることができた。そのうち1人は、日本教育工学会研究会で発表を行うことができた。4月から3名が正規採用、1名は講師として教壇に立つことになっている。
(教育実習)
今年度も実習部副部会長として附属小学校における実習を中心に指導を担当した。着任と同時に実習部に所属し、4年目を迎えた。今年度で実習部を卒業することにはなるが、異なった形で実習には携わっていくことになる。
(その他)
今年度もアメリカ海外研修の引率を担当した。学校訪問、SEEC2015、サンフランシスコ州立大学訪問、いずれも非常に学ぶ深い研修となった。

■対外活動
(更新講習等)
教員免許状更新講習では必修科目2時間を2回(全般・幼稚園教諭向け)、選択科目「教育評価の新たな地平」2回を担当した。また、教育職員免許法認定講習の「教職の意義」を4コマ分を担当した。
(研修)
島根県キャリア教育研修講師として、松江・浜田・隠岐の3会場で講演を行った。
(学会等)
4月より日本教育工学協会(JAET)の理事を拝命した。8月には島根大学で「『教育の情報化』実践セミナー」を開催したが、たくさんの来場者を迎え、盛況に終えることができた。
9月の日本教育工学会全国大会よりSIG活動がスタートしたが、副代表・SIG委員を拝命した。全国大会でスタートを切り、2月には東京で第1回研究会「教師と他の職業人の学習 -共通点と違いを考える-」が開催された。今後3年間、代表をもり立てつつ、頑張って取り組んでいきたい。

 

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