(10/19)広島市立城山中学校研究会

 広島市立城山中学校の校内研究会であったが、午前中から参観するため前日に広島入りした。 2時間目から4時間目は発表者の授業参観、5時間目は全校+小学校の研修としての道徳の授業公開であった。

2時間目は、体育と美術を半分ずつ参観した。前者は、タブレットで記録したものに基づいて作戦を検討するのが中心活動であった。教師が積極的に「思考」と発言しながら授業が進められているのが大きく変わってきた点だ。後者は、「頭像」等4つの構図を説明した上で、タブレットでそれぞれの構図を撮影するという内容だった。ただ、同級生から撮影されるのが恥ずかしいという感情が前面に出てしまったのが、授業者としても予想外の展開だったと感じられた。
  3時間目は、特別支援学級の理科の授業であった。状態変化を理解するために「大科学実験」を視聴した上で、実際にポンポン船を作って考えるという内容だった。生徒たちも興味深く取り組んでいたので学習としてよい形で進められていた。
4時間目は、社会科の授業を参観した。諸事情により全国大会当日の授業者が交替となり、本日初めて参観させてもらった。「10min. ボックス地理」を視聴し、そのテーマであった九州地方についてのアピールフレーズを考えるという内容だった。生徒の活動ベースで展開されており非常に良い面を見ることができた。ただ、盛りだくさんの内容だったので、ゆったりと思考できる場面が必要だった。

5時間目の道徳は、「オン・マイ・ウェイ!」のは「夢はどこまで追いかければいいんだろう?」を題材にしたものだった。誘導的にならないように展開されている点で以前よりかなり工夫が見られた。ただ番組テーマである「どこまで追いかける」という点よりも「続ける」か「諦める」かの2択で思考が枠付けられてしまった点が課題であった。

 全体での研修会では、公開授業を基にした授業協議を行ってもらい、まとめてとして私が45分ほどで講演を行った。
 大会テーマ、ルーブリックを改めて確認した上で、本日の授業の成果と今後の検討点を簡潔に紹介した。最後は、残り1ヶ月でできることとして「主体的・対話的で深い学び」の押さえ、授業者以外の先生方のアシストの重要性について確認した。

校内研究会終了後に、午前中の発表者に関しては、特に呼びかけはなかったが、授業についての確認&懸案の相談会となった。自発的に動く姿勢から大会の成功の手応えを感じることができた。そのため、校内研究会は16時半終了だったが、18時過ぎに城山中学校を出発となり、18:40頃にバスセンター着となった。

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