(2019.3.31) 2018年度の振り返り

 2018年度の振り返りを以下の通りまとめてみた。

■研究面
 著書として分担執筆であるが、『 教育の方法と技術―主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン』(稲垣忠編著、北大路書房)、『授業研究のフロンティア』(吉崎静夫監修、ミネルヴァ書房)が公刊された。

 自身が代表の科研については、2年目を迎えた。諸事情で遅れを伴ったが、学部生向けのレジリエンス形成プログラムの実践を初等教育開発専攻の教職実践演習に加えて、鹿児島大学で行うことができた。また、中堅・ベテラン向けプログラムについては木原先生に協力者を募って頂き、3/30に実践を終えることができた。
 来年度が最終年度となるので、色々と動いていかねばならない。

 今年度は、4度の海外出張に出たことも記憶に残っている。
 年度当初のベトナム出張については諸事情により調査が中断せざるを得なかったことは残念であった。しかし、ここでのつながりから、7月の再訪問とConferenceでの発表につながったことは有意義であっただろう。
 5月のUNESCO訪問とOECD Forum、そして11月のOECD World Forumでは国際的なディスコースに関する情報収集ができた。UNESCOでは”Rethinking Education”やTeacher Policy Development Guide”だけでなく、ジェンダー格差に関する科学的アプローチ等に関する取り組みを知ることができた。OECDの両フォーラムでは、PISAだけでなくBetter Life Index、司法等、国際的に議論しながら指標に基づいた評価そしてよりよい方向を目指そうとする視点を得ることができた。

 日本教育工学会のSIGでは今年度から第2期のスタートとなったがSIG代表を引き継ぐことになった。大会でのワークショップ、3月のSIG研究会を形にすることができたが、 3月のSIG研究会では、先に述べた国際調査の成果を反映させることができただろう。 しかし、多忙な先生方との日程調整含めて運営の難しさを感じる1年であった。

 学会発表については、日本教育工学会全国大会とベトナムの国際発表の2件であった。
 そして、『教育』3月号に「 日本の評価枠組みを考える——国際比較の視点から 」を寄稿させて頂いた。
 しかし、論文については、書きかけのものをいくつか残したまま年度を終えてしまった。それらを来年度には仕上げてしまいたい。

■対外活動
 今年度最も印象的だったのは、放送教育・視聴覚全国大会に向けた広島での取り組みである。広島市立城山中学校の講師を拝命して以来、5月、6月、8月、10月、そして当日の11月と訪問して様々な形で指導・助言させて頂いた。様々な背景がある中でベストとは言えないが最善のベターの形で終えることができただろう。また、分科会では道徳に関する実践報告を担当した。こちらは事前のメーリングリストのやりとりが中心だったが、当日はよりよい形で終えることができた。

 また、日本教育工学協会(JAET)の2019年度大会についても動き始めている。実行委員会が動き出し、8月には「教育の情報化」実践セミナーを島根県民会館で開催することができた。県内、県外の実践報告等、企業展示を交えたワークショップ等、非常に充実した会となった。
 今年度の川崎大会の懇親会では、実行委員会のメンバーで来年度のアピールを行ったことも思い出深い。3月には野中会長にもお越し頂き、島根県教育委員会、松江市教育委員会、そして雲南市に大会のご挨拶に伺うことができた。
 指導担当となっている木次中学校には2月に初めて訪問し、目指したい方向性等について相互に確認し合う機会を設けることができた。

 そして、鳥取県教育センターからの受託事業として、2年目と16年目教員に対するアンケート調査結果を分析し、報告書を執筆した。入力作業についてはゼミ生に様々な形で協力してもらった。2月には、米子で教育センター担当者と意見交換会を持つことができた。

 附属幼稚園の共同研究者としては、松江市教育研究会の幼稚園部会の公開保育・協議会に向けて園内研修と研究協議に携わった。市教研としては非常によい形で終えることができただろう。

・その他研修等
 益田翔陽高校「教育課程実践モデル事業」運営指導委員(7月、12月訪問)

・更新講習等
 教員免許状更新講習として、必修1時間を1回(全般、幼稚園教諭向け)、選択科目「教育評価の新たな地平」2回を担当した。

・学会等
 日本教育工学会では、評議員、広報委員会の幹事としての業務を担っている。特に後者についてはニューズレターの校正作業はハードワークな業務である。

■教育面
・講義等
 昨年度からスタートした部分で大きく変わらなかったが、しばらく担当していなかった特別活動指導論の集中講義を担当した。来年度についても新カリキュラムの特別活動指導論を担当することになっている

 非常勤先であるが、専門学校が短大化したことで、人数が増加し、新規1科目を担当する等いくつかの変化がある1年であった。

・学生指導
 卒論指導を担当したゼミ生4人とも、紆余曲折があったものの、最終的には充実した内容に卒論をまとめることができた。今年度は、1人が日本教育工学会研究会で発表を行うことができた。残念ながら、当日は採用に関する面接が重なったため、代理で私が発表することとなった。
 しばらく実現できていなかったが、2月に3年ゼミ生5人で研修旅行を行った。全員参加できたことは初めてであった。姫路では三浦先生、平櫛さんから総合的な学習の時間に関する実践を、箕面こどもの森学園ではオルタナティブ実践について学ぶことができたのは3年ゼミ生にとって非常に貴重な機会であった。
 今期のゼミ活では、真8期生として、新たに4人のゼミ生を迎えることとなった。

■学内業務
 附属学校主事の2期目2年目を迎えたが、来年度スタートする義務教育学校の準備等、 新たな取り組みに向けての会議のメンバーとして役割を担うことが多かった。
 教育実習カリキュラムWGのメンバーとしては、来年度の3年次の教育実習に関する大幅な改訂に関して情報発信やコーディネートを担った。
 年度末には、新たなワーキンググループのメンバーとなったので、新年度からはその業務もスタートしていく。

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