(2019.7.4) ISATT20193日目

 3日目の午前最初のセッションは最も楽しみにしていた1つである”How Paulo Freire has influenced our teaching”のシンポジウムに参加した。フレイレの考えを基盤としたself-studyの実践として演劇教育、日本人としての教育観とギャップ、対話の場の創出という3つの話題提供がなされた。
 その後、輪になってそれぞれが未来を担う市民として子どもたちを教育するには、そのような実践ができる教師を送り出すためにはどうすればよいかとのテーマについて自由に語る場が設けられた。シンポジウムでこのような対話を経験できたのは貴重な機会だったし、まさにテーマに適ったあり方だった。

 続く、Keynote Speechは過去最悪。ただの研究発表だったし、しかも初日のOral Sessionでほぼ同じ内容を聞いたものだった。そんなことで途中から全く聞く気が失せてしまった。
 その後のOral sessionでは、クロスカリキュラムアプローチの学習に関する学年比較、市民教育に関わるルーマニアの学生のプロジェクトに関する報告、ロシアにおける反省的実践に関する調査研究を聞いた。

 ランチの後は、”Leading Change in Teacher Education: Lessons from Countries and Education Leaders around the Globe”に関するシンポジウムに参加した。これはタイトル通りの本が出版されており、その内容に関する報告だった。報告時間が限られており、読んで参加するセッションだったと分かった。

 国外の大学に在籍する日本人の方とディナーに行った。研究や教育に関して色々議論できたことが何よりであった。

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