5/22は、日本教育工学会研究会であったが、コロナウィルス感染拡大防止によりオンライン開催となった。諸事情により、午前の最終セッションからの参加となった。
午後の部2のセッションでは、座長を務め、以下の発表を行った。森永さんの卒業研究をベースに、構成やカテゴリーを改訂したり、海外の事例を追加したりしてまとめたものである。
A8 小・中学校の探究的な学習の過程における「課題の設定」に関する研究
深見俊崇(島根大学),森永遥香(大山町教育委員会)
探究的な学習の過程における「課題の設定」の困難さの問題を解決するため、日本の総合的な学習の時間と海外の”inquiry-based learning”の実践事例を収集し、そのモデル化を図った。海外では、研究的な実践として「結論」を導くことに焦点化されており、児童・生徒が専門書等の資料を読解したり、彼らの役割やシナリオを明確化する「ストーリー」が重視されたりしていた。一方、日本では,児童・生徒が課題を設定する際の自由度の高さや教師の取り得る指導の選択肢の幅広さが認められたが、それは指導の困難さにもつながっていた。
今年度から研究会報告集については冊子が廃止され、後日J-Stageに公開されることになっているので、公開後には是非読んで頂きたい。
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