(2021.08.16) 教育学部と専攻のカリキュラムの理念(2)

 教育学部・専攻のカリキュラムについて主に「探究」にかかわる面から述べていく。

 2018年からは、諸外国では当たり前になりつつある「真正の学習」「プロジェクト(プロブレム)・ベース学習」を理論と実践ベースで学ぶ取り組みを進めている。
 「初等教育実践基礎D」については、これまで学習評価をしばらく扱ってきたが、現在では『パワフル・ラーニング』をベースに、真正の舞台で教科を学ぶこと、プロジェクトを通して各教科等の内容を学ぶこと等を取り組んできた。

 https://gkm2019-sy.shimane-u.ac.jp/syllabusHtml/2021/02/02_M537021_ja_JP.html

それらはテキストや解説だけでは十分伝わらないため、授業や事前課題で現地での実践を動画で学べるように盛り込んできた。

『パワフル・ラーニング』動画一覧:https://bit.ly/3BL9t5h

 2019年度からは、新カリキュラムとして「総合的な学習の時間指導法」がスタートした(2020年度からは必修)。2019年度は対面で70名程度の履修者だったので、グループでのカリキュラム開発に着手したが、昨年度コロナ禍によるオンデマンド授業でその部分をなくし、総合学習から総合的な学習の時間の歴史的変遷を丁寧に学ぶ形へと移行した。

 https://gkm2019-sy.shimane-u.ac.jp/syllabusHtml/2021/02/02_M523111_ja_JP.html

 カリキュラム開発の基本的な考え方は北大路書房の『PBL』で米国等で行われている手法を学ぶ形をとっている。ここでもやはり海外での実践例等を紹介しながら学べている。

 「初等教育実践基礎D」「総合的な学習の時間指導法」とも、これまでの授業観を大きく変えるものであり、児童・生徒との関係性も相当問い直す形になる。毎度、ふり返りのコメントを書いてもらっているが、それに対して相当丁寧にまとめプリントを作りながら議論している(昨年度は教材づくりに四苦八苦しそれができなかった)。

 このようなカリキュラムは、他学部にはない先駆的なものだと言えるだろう(諸外国においては特段珍しいものではないが)。だが、このようなディスコースが共有されていない中で、他大学等にはなかなか普及することは難しいように感じている。

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