秋からの幼児教育における宇宙教育実践に備えて、附属幼稚園でJAXAによるオンライン研修を行った(写真1)。今回の研修は、JAXAがこれまで主に対面で行ってきたものをZoomを用いて行う形であった。副園長を含む6名の附属幼稚園の職員に集中して受講してもらうため、Zoomの接続や現地で行うグループワークのサポートは私が全面的に担った。
JAXAが取り組んでいる事業や現在の宇宙開発等の話題で宇宙に関心を惹きつけてから、宇宙教育の理念や方向性について共通理解を図って頂いた。「宇宙」をキーワードとして、子どもたちの多角的なものの見方・考え方や自律的、主体的、継続的に学ぶ態度を醸成するということが重要なのである(写真2)。
続いて、コミュニケーションを考えるためのワークとして、星出宇宙飛行士が伝える通りに図形を作成する活動に取り組んだ(写真3)。その後、管制官、操作役、観察者という3つの役割を交替しながら言葉だけで図形を作成するグループワークに取り組んだ(写真4)。コミュニケーションを考えるためのワークはその他も考えられるだろうが、やはり宇宙におけるミッションという場面設定があるため取り組みが深まっただろう。
最後に、実際に幼稚園等で取り組んできた事例を紹介してもらった上で、活動として取り組むことが多い「傘袋ロケット」を実際に作成した(写真5)。取り組んでみると様々な工夫が考えられるものであり、園児と取り組むと色々な可能性が生まれそうな教材であった。
約2時間の研修だったが、JAXAがこれまで各地で研修を行ってきた蓄積が感じられる非常に充実した時間を過ごすことができた。附属幼稚園での実践に向けて、先生方の思いを高めることにつながる重要な機会を与えて頂いたことに感謝している。




