教職実践演習「希望の教師学」第1回を12/3の3コマに開講した。講座の内容としては、昨年度まで教師のレジリエンス形成プログラムの一環して取り組んできたものである。受講者は13名であった。
本時は、”BRiTE”フレームワークのうち、B(レジリエンスの形成)、R(関係性の構築)、i(ウェルビーイング)までを確認した。
まずBについては、レジリエンスの考え方と教師のレジリエンスの特徴を確認した上で、「レジエントな教師」となるために押さえるべき視点を紹介した。それからRについて、同僚等との関係構築と家族等とのサポートネットワークの維持の重要性について事例を交えながら検討した。 iについては、メンタルヘルスや健康的な生活の重要性を確認した上で、モチベーションを維持するための視点を押さえた。ワークとしてそれぞれが教職(もしくは他の進路)を選択した理由を書き出し、共有した。最後に、日々の実践から小さな手応えを感じることの重要性を紹介した。
第2回は、当初予定の日程で未来創造科発表会が重なったため2回に分けて実施した(12/8 1コマ、12/14 5コマ)。今回は、T(主体性を保つ)とE(感情)について確認した。 Tについては、問題解決につながるリフレクションの視点と問題解決のためのアプローチ、助けをもとめること、そして効果的なコミュニケーションについてポイントを押さえた。Tのテーマの1つである「継続的な学習の重要性」については、2年目教師が直面した事例から解決策を検討してもらった。 Eについては、感情マネジメントの重要性と「自分自身に問題があると捉えない」マインドを押さえた上で、TEDのプレゼンを視聴して「楽観主義」について考えてもらった。