8/13に大阪教育大学天王寺キャンパスでカリキュラム研究会が開催された。
2011年頃から定期的に開催されていたが、しばらく中断していた研究会となる。
13時から17時まで各人が「カリキュラム」をテーマとする話題を持ち寄り、発表・議論を行った。最も多かったのが、学部・大学院における実践報告であった。その他にも学習指導要領を巡る議論、カリキュラム・マネジメントに関する教員研修、教職大学院の実務家教員の研究力量を向上させるプログラム開発などのテーマがあった。
私は、「教員志望学生のカリキュラム開発力量を向上させるための『総合的な学習の時間指導法』の提案」と題して授業の取り組みを紹介した(参考:シラバス)。戦前からの総合学習の歴史を踏まえつつ、総合的な学習の時間が導入され、その後様々な議論があったことを授業では押さえている。総合的な学習の時間の指導案を作成するにあたって、米国の『PBL』をモデルに具体的なプロセスを学習している。もちろん、それと日本の実践とを接続するために、好事例の紹介、実践者による講演を盛り込んでいる。質疑では、「PBL」のプロセスを全面的に押し出すことについて、実践を創造する「楽しさ」を体験できる内容になっているかどうかのご意見も頂いた。
「教育課程論」はどうあるべきか、カリキュラム・マネジメントの研修をどのように進めていくか、等様々な視点で考えることができた研究会であった。
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