(2019.10.26-27) 島根県立大学松江キャンパス集中講義

 10/26・27の2日間、島根県立大学松江キャンパスで「教育方法論(幼・小)」の集中講義5コマを担当した。
 浜田キャンパスの「教育学」集中講義が終了するとの経緯から引き受けたが、それが来年度だったことがわかり、今年はダブル開講となった。なお、松江キャンパスは初めて訪れた。
 講義内容は以下の通りである。主にインストラクショナル・デザインの内容を扱うことにした。

(10/26)
第1回:授業の設計と計画-単元計画と学習指導案の実際
 指導案の分類と保育の指導案と授業の指導案の紹介、ある総合的な学習の時間の実践事例を踏まえて準備・計画の重要性と柔軟な修正について確認した。

第2回:課題分析の意義と方法、教育評価
 IDに関する目標設定を押さえた上で、3つの課題分析を紹介し、手順分析については実際にワークで取り組んだ。
 教育評価については5W1Hの視点について確認した上で、評価方法の多様性について押さえた。パフォーマンス評価の話には入ったがルーブリックの作成の時間がなく翌日に回した。

(10/27)
第3回:学習指導の方法・技術
 前日の積み残しであったルーブリックの作成を行った上、授業を展開するために必要となる教師の知識について確認した。内発的動機づけを高める指導の手がかりとしてARCSモデルについても紹介した。前時の積み残し分のため、VTRを視聴する課題は第4回で取り組んだ。

第4回:情報機器の活用とマルチメディア教育
 ある小学校社会科の授業から教師が授業を実践していく上で必要となる教師の知識について着目してもらった。
 情報教育・ICT活用の話をした上で、教育の情報化の進展について確認した。情報活用能力の定義を確認した上で、情報探索に関するワークに取り組んだ。

第5回:情報機器の活用とコンピュータを利用した学習
 「倉敷宣言」で目指されたICT活用のあり方を確認した上で、保育におけるICT活用の事例を紹介した。
 最後に小学校、中学校のタブレット端末活用事例を視聴し、学習の広がりや深まりの可能性を考えてもらった。

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