(2023.10.14-15) 日本教育方法学会全国大会

 10/14、15に慶應義塾大学で開催された日本教育方法学会全国大会に大学院生の長﨑さんと共に参加した。前日は、発表練習などをホテルで行っていた。

 10/14の午前中は、課題研究I「教育方法学の知を共有する」に参加した。論文誌以外の情報発信のあり方、研究についてどういう立ち位置で発信をしていくべきかについての議論があった。
 午後からの自由研究発表では、「教育格差の是正を目指した『真正の学び/学力』の検討」のタイトルで長﨑さんが発表を行った。フレッド・ニューマンらが取り組んできた実践例を整理し、どのような方向性が示すことができるかについて提案するものであった。色々ご意見を頂いたが、今後の研究として報告できたことは大きいだろう。

 10/15の午前中は、公開シンポジウム「授業研究を問う」に参加した。研究者と実践者のペアでそれぞれの多様な関わり方やどのような学びがあるかについて視点を広げることができた。ただ、「授業研究」を問うというタイトルが適切かどうかについては見解が分かれるものだっただろう。
 午後からの自由研究発表では、複数のセッションを回りながら情報収集を行った。
 最後の課題研究は、課題研究Ⅲ「データ駆動型教育に直面する教育方法学の意義と課題」に参加した。森本先生@東京学芸大学からは、eポートフォリオの研究を踏まえた学習の可能性を提起して頂いたが、全般的に否定的なトーンで構成されており、建設的な議論になりにくい雰囲気であった。

 院生と共に議論しながら参加できた大会であったので非常に意義ある3日間であった。

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