2024年9月21日、22日に島根大学において日本教師教育学会第34回大会を開催することになった。11/5に開催される日本教師教育学会理事会において、大会についての方向性を示す必要があったので、プレ実行委員会として協議を行った。大会テーマやシンポジウムの方向性について原案を固めることができたので非常に重要な会を設定することができた。
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2024年9月21日、22日に島根大学において日本教師教育学会第34回大会を開催することになった。11/5に開催される日本教師教育学会理事会において、大会についての方向性を示す必要があったので、プレ実行委員会として協議を行った。大会テーマやシンポジウムの方向性について原案を固めることができたので非常に重要な会を設定することができた。
10/27に 島根大学教育学部と鳥取県教育委員会との連絡協力推進会議(二者協議会)が米子市のホテルハーベストイン米子で開催された。コロナ禍でオンライン開催が続いていたが、ようやく対面での開催を実現することができた。
様々な議題があったが、私は特別支援に関する養成や技術科の免許取得の状況について報告させて頂いた。
終了後には、懇親会も催され、大学教員と鳥取県教育委員会の先生方で様々な意見交換を行うことができた。これは対面実施だからこそできることなので非常に重要な機会になったと考えている。
10/17の午後から附属学校園の未来創造科研修会が開催された。2つの時間帯で保育・授業公開が行われ、その後授業協議、そして高橋先生@東京学芸大学による講演会という流れであった。
私が指導助言にあたった保育・1年生は、「わいわいランド」をそれぞれの立場からどのように作り上げていくのかという視点で見ることができた。幼稚園については創造的な発想、1年生は授業としての発想となるところから、接続の意義と課題を確認できるような舞台になったと考えている。
高橋先生@東京学芸大学による講演では、そもそも学び方がこれから変わるべき時代の中で、どのような学習を構想していくべきなのか、いかに個別最適な学びを具体的な形として示していくかについて事例を踏まえながら紹介して頂いた。
義務教育学校化する以前は、学校園全体の公開研究会を行ってきたが、負担も多かったため、各教科等での研究会にシフトしてきた。今年度の未来創造科研修会は、それらを並行しつつ行われる形であったが、学校設定科目としての充実を図るためにやはり学校園全体で取り組むことは非常に大きかっただろう。
10/14、15に慶應義塾大学で開催された日本教育方法学会全国大会に大学院生の長﨑さんと共に参加した。前日は、発表練習などをホテルで行っていた。
10/14の午前中は、課題研究I「教育方法学の知を共有する」に参加した。論文誌以外の情報発信のあり方、研究についてどういう立ち位置で発信をしていくべきかについての議論があった。
午後からの自由研究発表では、「教育格差の是正を目指した『真正の学び/学力』の検討」のタイトルで長﨑さんが発表を行った。フレッド・ニューマンらが取り組んできた実践例を整理し、どのような方向性が示すことができるかについて提案するものであった。色々ご意見を頂いたが、今後の研究として報告できたことは大きいだろう。
10/15の午前中は、公開シンポジウム「授業研究を問う」に参加した。研究者と実践者のペアでそれぞれの多様な関わり方やどのような学びがあるかについて視点を広げることができた。ただ、「授業研究」を問うというタイトルが適切かどうかについては見解が分かれるものだっただろう。
午後からの自由研究発表では、複数のセッションを回りながら情報収集を行った。
最後の課題研究は、課題研究Ⅲ「データ駆動型教育に直面する教育方法学の意義と課題」に参加した。森本先生@東京学芸大学からは、eポートフォリオの研究を踏まえた学習の可能性を提起して頂いたが、全般的に否定的なトーンで構成されており、建設的な議論になりにくい雰囲気であった。
院生と共に議論しながら参加できた大会であったので非常に意義ある3日間であった。
先週金曜日の協議会を経て、10/10の午前中は附属幼稚園、午後から前期課程1年生の参観に伺った。
附属幼稚園については、未来創造科研修会でテーマとなる「わいわいランド」について実際の遊びから出し物を考えるという展開であった。色水について2つのグループに分かれて検討するという方向にまとまった。事後に2グループだと人数が多かったこと、保育としての自発性がなかなか見えにくかったことを課題として共通理解を図った。
前期課程1年生については、その後の会議の予定もあり、約30分ほどの参観となった。「わいわいランド」を取り組むにあたって、幼稚園児がどのようなことに関心を持っているのか、どのようなことができるのかについてビデオレターで報告するというところからスタートした。そこから「1年生も幼稚園児も共に楽しめる」出し物について考えてみようという話し合いに入る前のところで残念ながら中座した。
当日には、幼稚園・前期課程1年生がそれぞれ同じような展開となるが、そこでの差異点から接続について考えることができるような会になるだろう。
10/17の未来創造科研修会に向けた附属幼稚園・前期課程1年生との協議会を15時半から約1時間附属幼稚園で開催した。
9/12の事前指導の内容を再確認しつつ、当日どのような実践を公開するか、その後の授業協議をどう進めるかについて議論を進めた。「幼小接続」がテーマとなるが、当日は、それぞれの立場で子どもたちが考え、運動会のイベントに臨む姿を見てもらう方向になっている。ともすれば、小学校への適応が議論されがちだが、それとは異なるアプローチを参観してもらうことができることから、幼稚園、前期課程1年生の子どもの姿を踏まえて参観者がどのように捉えたかを相互に確認することを授業協議の中心とすることについて合意できた。
10/2の13:15から約2時間半にわたって、島根大学教育学部と島根県教育委員会との教育懇談会(二者懇談会)が開催された。学部、教育委員会がそれぞれ養成、採用、研修に関する現状と課題について報告し、意見交換を行った。率直に意見交換を行うことで、それぞれの抱える実状も相互に確認できる重要な会となった。
当日の夜には、懇親会も行うことができ、よりじっくりと意見交換ができる機会を設けることもできた。
9/30と10/1の2日間、東京大学で開催された日本教師教育学会全国大会に参加した。しばらくオンライン開催となったため、2019年以降の対面開催となる。
初日の9時半からの自由研究発表で以下の発表を行った。
深見 俊崇・香川奈緒美・塩津 英樹(2023)教員養成における資質・能力の具体化 ―島根大学教育学部における議論を踏まえて.
島根大学教育学部におけるディプロマ・ポリシー改訂の議論について、それが求められる経緯を踏まえつつ、どのような視点が必要で、最終的な提案につながったかについて報告するものだった。
本セッションは、関連があまりない発表であったり、プログラムの変更トラブルがあったりして議論について十分広がらなかった印象がある。
午後からの総会において、来年度島根大学で開催されることが承認された。その後の情報交換会でも簡単に日程等の報告を行うことができた。
15:45から18:00までの公開シンポジウムは、「学校教育の変革主体としての教師」というテーマで、日本でも翻訳書が複数出版されているガート・ビースタの講演を中心に設定されていた。内容としては、”art”と”craft”を対比しながら、価値判断を行う主体として「教師」を”agency”として想定するというものだった。内容として新規性があるものではなかったが、重要性を再確認することはできた。ただ、その後のコメントがその趣旨を適切に踏まえたものではなかったことが大変残念だった。
2日目の自由研究発表については、聞きたい発表の会場が分散していたため、移動が大変だった。4件の発表についてはそれぞれ得ることが大きいものであった。
午後から開催された課題研究II「大学における教職課程の『グランドデザイン』」に参加した。ただ、諸事情により新幹線、やくもで戻る必要があり、約1時間ほどで中座した。内容については、私たちが取り組んできた資質・能力の具体化に関する議論とかなり共通点があるものだったので非常に納得のいくものだった。
9/29の12:45から16:30まで教職実践演習の全体プログラムが行われた。本プログラムは、アドバイザーとして、教職大学院の現職院生、教職大学院、教育支援センター等の実務家教員にもサポートして頂く内容となっている。
昨年度までは、Teams開催であったが、今年度から対面型のプログラムとして再開した。午前中は、1時間程度会場設営を行うところからのスタートだった。
学部長挨拶、全体の説明の後、4-5名のグループに分かれて、一人一人が各自の4年間の学修について報告、意見交換を約1時間行った。
その後、現代的教育課題に関するグループ討議となった。事前に指定した課題について各自が準備を行い、当日のグループ討議に臨んだ。アドバイザーの先生方は、このグループ討議の様子を見てもらい、その後約30分の時間で話題提供、意見交換を行うという流れであった。諸事情により時間設定や運営が十分至らない点もあったが、対面開催で相互に意見交換ができる重要な機会となっただろう。
これ以降については、各主専攻で教職実践演習のプログラムが展開されていく。
9/27の13:15から約2時間半にわたって令和5年度第1回学部教育活動評価委員会が開催された。島根県・鳥取県教育センター、学校関係者、社会教育関係者、そして県内企業の代表者から第三者評価を頂く機会として定期的に設定されているものである。
島根大学ビジョンに関する令和4年度の実行計画として掲げていた内容について報告し、意見交換を行った。私は、今年度学部内の合意を得ることができたディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーについて報告した。
後半の30分程度、学部代表者と評価委員とのグループ協議も実施された。小グループでの協議だったので、非常に率直に現状等について意見交換することができた。