教職大学院現職院生の紹介もあって、1/22にミャンマーからの研修生と共に境港総合技術高等学校の学校訪問に向かった。午前中2時間ほど施設を見学し、複数の授業を参観させて頂いた。午後からは、機械科の課題研究の発表を聴講した。
ミャンマーにも”vocational school”はあるそうだが、このような充実した施設はないとのことだった。小・中・高等学校(普通科)の参観も得るものはもちろんあっただろうが、特に環境面や学習内容について大きく異なる学校訪問ができたことは非常に貴重な経験となっただろう。



1/20に鹿児島大学でレジリエンスプログラムを実践するため、前日の午後から移動した。空路が取れなかったため、やくも、新幹線、新幹線という乗り継ぎで約6時間かかった。
3時間のプログラムでは、BRiTEのフレームワークに基づき、前半ではB(レジリエンスの形成)、R(関係性)、i(ウェルビーイング)、後半はT(主体性)、E(感情)についてグループワークを交えながら学んでいった。参加者も非常に熱心に取り組んで頂き、運営側としても非常にありがたかった。
現職教員を中心とするプログラムの実践からは若干遠のいていたので、改めて機会を設けて取り組んでいきたいと思う1日であった。


12/12の午前、午後と附属学校園にて教職大学院「学習環境デザインの探究」の授業が行われた。まず、小学校以降の学習環境と対比的に考えるために、附属幼稚園において学習環境や遊びについて学んだ。
その後、山陰教員研修センターにおいて、附属学校園における教育の特質について講義を頂き、御園先生からは未来創造ラボの3Dプリンター等の施設を紹介して頂いた。
ミャンマーからの研修生も参加させて頂き、これらの環境の差異について学ぶことができたことも重要な機会となった。




小学校教育専攻では、教職実践演習の専攻別プログラムとして2コマ構成の講座を4講座以上選択する形式をとっている。そのうちの1つとして、「小学校プログラミング教育の可能性」を開講している。今年度の受講者は14名だった。一昨年度は4名、昨年度は13名と増加傾向にある。
11/30の第1回については、小学校学習指導要領改訂におけるプログラミングの内容を確認した。算数科における多角形の作図、理科における電気の利用と一般的に行われている実践を動画で視聴した上で、非常に限定的にしかプログラミングが扱われていないことを確認した。
プログラミングを通じての様々な創造的な表現や試行錯誤を学ぶために、まずWhy!?プログラミングの第1回を視聴した上で、各自Scratchに取り組んだ。ある程度イメージを持ってもらってから、次回までに各教科の内容は無視して各自創造的に課題に取り組んでもらった。
発表人数を分散するため第2回目は、12/7と12/8の2回に分けて実施した。各自の発表では、思うようにいかない面もあったようだが、それぞれ工夫しながら取り組んでいたことが伝わった。発表後には2つのグループに分かれ、取り組みをリフレクションした。
Scratchの応用可能性としてTELLOの飛行(ドローンプログラミング)、じゃんけんゲーム(機械学習)、円周率の概算(モンテカルロ法のシミュレーション)を提示した。
そして、社会における応用として、自動運転技術、機械翻訳等の例を示した。先に紹介した事例の基本的な考え方が共通している点を押さえた上で、私たちの日常の様々な場面で見られることを確認した。
教職実践演習の締めくくりとして、TEDのプレゼンを視聴し、これまでの学習内容を踏まえて、教師としていかに取り組んでいくかをグループで考えてもらった。




教職実践演習「希望の教師学」第1回を11/21、第2回を11/28に開講した。講座の内容としては、これまで取り組んできた教師のレジリエンス形成プログラムを踏まえたものである。今年度も、残念ながら受講者は4名と少なかった。
第1回は、”BRiTE”フレームワークのうち、B(レジリエンスの形成)、R(関係性の構築)、i(ウェルビーイング)までを確認した。
まずBについては、レジリエンスの考え方と教師のレジリエンスの特徴を確認した上で、「レジエントな教師」となるために押さえるべき視点を紹介した。それからRについて、同僚等との関係構築と家族等とのサポートネットワークの維持の重要性について事例を交えながら検討した。 iについては、メンタルヘルスや健康的な生活の重要性を確認した上で、モチベーションを維持するための視点を押さえた。ワークとしてそれぞれが教職(もしくは他の進路)を選択した理由を書き出し、共有した。最後に、日々の実践から小さな手応えを感じることの重要性を紹介した。
第2回は、T(主体性を保つ)とE(感情)について確認した。 Tについては、問題解決につながるリフレクションの視点と問題解決のためのアプローチ、助けをもとめること、そして効果的なコミュニケーションについてポイントを押さえた。Tのテーマの1つである「継続的な学習の重要性」については、2年目教師が直面した事例から解決策を検討してもらった。 Eについては、感情マネジメントの重要性と「自分自身に問題があると捉えない」マインドを押さえた上で、TEDのプレゼンを視聴して「楽観主義」について考えてもらった。

11/3に大阪コロナホテルで開催されたSIG-TL研究会に対面で参加した。当日は、オンラインとのハイブリッド開催であり、約25名の参加者であった。
小柳先生@関西大学から、「『令和の日本型学校教育』の構築に対する教育工学への期待と課題」というタイトルでご講演を頂いた。ご講演で示されたBorthwick, Foulger, Grazianoらの研究で示された”Technology Infusion”というキーワードを軸に様々な議論が現地会場でもオンライン会場でも活発になされた。テクノロジが文化レベルで浸透し、教育や学習のあり方そのものが大きく変わるような次元でないと本質的な変容にはならないという意味で現在の日本におけるICT活用の議論をつなげながら深めていくべき視点を提起して頂いた。

島根大学教育学部同窓会第12回教育振興奨励賞の対象者として推薦され、11/2に授賞式が行われた。学部における新たなディプロマ・ポリシーの検討と提案、学部における教務・学生支援委員会の運営、研究活動等を評価されたものである。ご推薦頂いたこと、栄えある賞を受賞できたことは大変嬉しく思っている。今後とも学部教育、研究活動に一層精進して参りたい。

2024年9月21日、22日に島根大学において日本教師教育学会第34回大会を開催することになった。11/5に開催される日本教師教育学会理事会において、大会についての方向性を示す必要があったので、プレ実行委員会として協議を行った。大会テーマやシンポジウムの方向性について原案を固めることができたので非常に重要な会を設定することができた。